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洞窟に40日間住む!? 実験を行うのは男女15人。 その目的は?

 皆さん、洞窟ってどんなイメージですか?

私はじめじめしていて暗い、でも何かありそうで

ワクワクもする

そんなイメージです。

でも住みたいとは思わないですよね?

 

実は今回フランスの洞窟で驚くべき実験が始まりました。

それは何と40日間洞窟の中で暮らすというもの!

しかも電話、時計などは何も持ちません。

実験に参加するのはボランテイアの方も含む男女15人

 

実験の目的は、「極端な孤立が人間の認知機能や

感情にどのような影響をもたらすのか」を調べる

ためだそうです。

驚きの実験ですよね!

 

プライバシーを守るためのテントは各自あるそうですが、

自然の光も電話も時計も何もありません

今まで当たり前にあるものがなくなった時、

人はどうなってしまうのでしょうか。

確かに気になるテーマですが、実際に実験するのは

すごいですよね!

 

この実験を考えた人もすごいですが、挑戦する人も

すごいです。

今回はそんな気になる洞窟実験についてまとめていきます。

 

 

どんな実験を行うの?

 

今回の実験は40日間洞窟で暮らすというものです。

場所はフランス南西部にある「ロンブリーブ洞窟」。

 

実験は3月14日の夜から始まっていて、4月22日に

終了する予定です。

 

今回の実験について簡単にまとめます。

・電話・時計などは持たず、自然光は奪われている状態。

・生活空間として3つの場所がある。

 ①就寝する場所

 ②生活する場所

 ③地形学的研究を行う場所)

・水は現地の泉をくみあげる

・電気はペダル式の自動車発電機を使う

・洞窟の湿度は95%、気温は12度

・実験に参加する人たちはセンサーを身につけ、地上では

 10人ほどの科学チームがモニタリングを行う

 

うーん、とても面白そうな実験ではありますが、

色々不安な点はありますよね。

まず自然光を浴びられないこと

そして、次に気になるのが湿度と気温

 

調べたところ、人間が室内にいて快適だと感じる湿度は

40~60%だそうです。

40%以下だと、のどや目、肌の乾燥を感じるそうなん

ですね。

 

今回は95%ということでそれは問題ないですが、

気になるのがやはりカビ

カビって嫌ですよね。。

 

カビは湿度60%を超えると活動し始めるそうです。

しかも80%以上になると2週間くらいで発生し始める

そうなので、確実にカビと一緒に生活することに

なりますよね。

 

あまり長くはいたくないですが、今回の実験は40日間。

うーん私だったら、耐えられないかもしれないです。。

 

でももし実験に耐えられなくなった場合は、途中でリタイア

も可能ということですので安心しました!

果たして15人中何人が残るのでしょうか。

 

 

どんな人たちが参加しているの?

 

参加しているのはボランテイアを含めた15人の男女

年齢は27歳から50歳の方々だそうです。

職業もばらばらで、探検家、宝石商、麻酔専門医、

警備員、とび職員、生物学者など。

しかも今回の実験はボランテイアのため無報酬

ということです。

 

なぜ参加することになったのかそれぞれ気になりますが、

1人の方が参加した理由は、

「時間から切り離された生活を体験するため。」

だそうです。

 

確かに今の時代、時間に追われることが多いですよね。

時間から切り離されるなんて、そんな体験はできないです。

でも体験できないことをやってみたいというチャレンジ

精神は素晴らしいですよね!

他の方の参加理由も気になるところですね。

 

 

今までにもそうした実験はあるの?

 

今回の実験と似たような実験は行われたことがあります。

場所はフランスではなく、イタリアのスカラッソン洞窟

実験を行ったのは洞窟探検家の方です。

 

1500時間程の時間を日の光が届かない洞窟の地下で

過ごしたそうで、今回の実験と同じように時計などは

持ちませんでした。

 

自然光は浴びられず、光は目覚めたら点灯し、眠る時消灯

する時に使うのみ。

目的は孤独について研究するためだったそうです。

今回の実験に似ていますよね。

 

地下にいる間、毎日起きる、寝る、食べる、という行為を

する時に地上にいる研究者に電話で伝え、その時刻を記録

したそうです。

 

その結果発見されたのが、人間の体内時計

この実験を行った結果、このような状況だと人の体内時計は

平均して25時間周期で生活するようになるということが

分かったそうです。

 

ちなみに孤独についてや体調などの問題については

触れられていませんでした。

 

 

どんな結果が想像できる?

 

実験が終わるのは 4月22日ということでまだ先ですが、

果たしてどのような結果になるのでしょうか。

 

今回の目的は、

「極端な孤立が人間の認知機能や感情にどのような影響を

もたらすのか」ということで、感情面について考えて

みました。

 

やはり自然光を浴びないということが大きく影響する

ではないでしょうか。

冬、寒くて暗い日が続くと気分が落ち込んだり、

気分が滅入ってしまう人もいます。

 

それは幸福ホルモンと言われるセロトニン

不足するためなんですね。

このセロトニンは感情を整えたり、心を安定させると

言われています。

 

つまりこれが不足してしまうと精神状態が不安定に

なりやすいんですね!

 

さらに自然光を浴びないと、ビタミンDが不足します。

ビタミンDは日光に含まれる市外線を浴びることで、

活性化します。

 

このビタミンDカルシウムの吸収を助ける働きがある

ので、 カルシウムが上手く吸収できなくなってしまう

いう問題が起こる可能性があります。

 

 

しびれやけいれんも嫌ですが、何よりも心配なのが食欲減退。

食欲が減退すると、食べなくなることから、栄養不足を起こして

精神的にも不安定になりそうですよね。。

とても辛いです。

 

ただ今回の実験の希望となりそうなのが、15人いる

ということ。

自分1人だけだと不安になりますが、見えなくても他にも

同じ状況の人たちがいる!と思うだけで少し心強くなれそう

です。

 

そのため、精神にもプラスに影響するのではないか、人は

大変な状況にも負けないのではないかと期待してしまいます。

参加者の皆さんにはぜひ頑張ってほしいですね。

 

まとめ

 

フランスで行われている今回の実験。

15人中何人が最後まで挑戦できるのか、そしてどんな

結果が分かるのかとても興味深いです。

 

個人的には、過酷な状況であっても自分と同じ状況の人が

いると考えれば、人は精神的なものには負けない、という

結果になったら面白いなと思います!

今後もこのニュースに注目したいですね!